お菓子屋という仕事
- Chika Horii
- 2018年6月4日
- 読了時間: 2分
お菓子屋をやってはいるものの、
自分のことをパティシエやパティシエールだとは思っていなくて、
ましてや職人だなんてとてもじゃないけどおこがましい。
だからと言って趣味でやっているおばさん、
だとは思われたくない、というジレンマを抱え、
日々もんもんとしています。
週に一回の営業なんて、完全に趣味なやり方なんですけどね。
今のアトリエを作った当初はお弁当屋さんをやる予定でした。
お弁当屋さん、今もやりたいのですが
どう考えてもキャパオーバーなことを
最近になってようやく認めることができるようになりました。
なんでも「やりたい」が先に立ってしまう私。
お弁当屋さんはもちろん「おいしい」ことは大切ですが、
それよりも「便利」、「手軽」、「安い」でなければだめなんですね。
おいしい、体にいい、は付加価値的なもの。
「おいしい」と「体にいい」を優先させてやりたかったので、
かなりつまづきました。
お弁当屋さんへの憧れはまだ捨てきれてはいませんが、
お菓子屋さんに集中してやっていこう、という覚悟みたいなものが
ようやくついたこの頃です。
自分に与えられた時間と、自分の持っている力でできることを考え、
もっといいものを作っていきたいです。
今はちょっとムリしてて、質がおろそかになっている気がしています。
こうやってブログを書く気になったのも、
そこを変えていこうと思ったからです。
いい年をして、やりたいことがあり過ぎるて困るのですが、
あきらめる、手放す、というのも大切かも知れません。
自分の限界を知るというとかっこいいですが、
自分の力を過信せずに、
限られた時間と能力でできることは何かを考えるようにしたいです。
そしてその中でよりよい仕事がしていけたらと思います。
これからもどうぞ、シュクレ・サレをよろしくお願いします。
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